2010年05月31日

美猫さんたち♪

土日は、久しぶりに猫額の彩色で過ごしました。「芍薬・牡丹・百合」猫さんの染額の途中経過です。これからどんな柄の猫にしようかとワクワクしています。

これは以前作った「白秋」の柄ですが、お月様を描き入れました。

Posted by kobechan at 20:42 | Comments (2)

2010年05月25日

さして大きな出来事も無く・・・・

さして大きな出来事も無く・・・・でも、心はずむ日常

その1
先日は、義妹が故郷の香りいっぱい詰め込んだ荷物を送ってくれました。栃木県北の大?スター「U字工事」がついせんだってテレビで話していたレモン牛乳が入ってるけど、乳製品を常温で送って大丈夫かな?と思ったら、レモン牛乳味のサブレでした。ビーフカレーや肉味噌、うどん等、大田原市のM田牧場の品物が多いのは、牧場が我が家と同じ苗字なので、義妹が遊び心から選んだのね〜〜〜♪あらま、検索したら牧場主の名前まで夫とおんなじだわ。(義妹もここまでは知らなかったそうな)うれしい贈り物、ありがとう。


その2 
仕事部屋が手狭になってきたので、友禅と粘土猫の作業部屋を分けました。といっても狭い団地生活の我が家ゆえ、二部屋を占領するわけにはいかないので、粘土猫を作るアトリエ(?)は私の寝室の窓辺の1畳半のスペースです。ここ数日、就寝前の2時間位はここにこもって粘土をコネコネしているのですが、この狭い場所が意外や落ち着くのです。遠い昔の下宿生活が思い出されたりして、、、、夢を追って物づくりしている若い女性になった錯覚に陥ったりして、、、少し蒸し暑い夜なので窓を開けて作業をしていたら、かすかな雨の音・・・・こんな夜半は、2時間だけ見果てぬ夢を追うのもいいよね(笑)

で、あとは1時間くらい推理小説を読むのがささやかな楽しみだけど、占い好きなキビちゃんが「小紅ちゃんは目の病気に気をつけなさいと書いてあったよ」と忠告してくれてるので、今夜はもう目をつかうことはやめよう。おやすみなさ〜〜〜い。

Posted by kobechan at 23:33 | Comments (4)

2010年05月22日

兜を脱ぐ

これはいったい誰の兜なのか・・・・・

友禅の彩色の仕事には、華やかな振袖や訪問着、格式のある柄の留袖等がありますが、ここ数年の間に、振袖はほとんどがインクジェットプリントで作られるようになったし、訪問着や留袖も往年の10分の1くらいの生産量になり、私達手描き友禅の職人の仕事は日を追って厳しくなっています。そんな中、幸いなことに男児の宮参りの着物の仕事が続いています。

でもちょっと困ったことに・・・・・女の子の柄なら今まで沢山彩色してきたので、資料がなくても何とかなるのですが、男の子のはどんな配色にしたらいいのか皆目見当がつきません。おまけに今回のように兜の柄になると、たぶん実在の武将の兜で決まりごとも沢山あるのでしょう。

この兜は・・・丸に三つ葉葵の紋がついているから、もしかして「徳川家康」?でも、家康の兜の前立てはクワガタではなく羊歯だったような(うろ覚え)・・・・私、歴史が苦手で、特に戦国時代のことが分らない。困った・・・・・

文字通り兜を脱ぎました。

でも、今は本当に便利な時代ですね。ネットで「兜・武将」の画像検索したら、参考になる画像がズラリ!それによると家康はやはり羊歯の前立てで、この兜は「会津三葵」の兜のようです。会津??男児のたくましい成長を願っての兜なら、、家康のほうがポピュラーな気がしますが、、、、暇になったらもっと詳しいことを勉強してみよう・・・・

何はともあれ、配色は画像の兜を参考にさせてもらって、彩色完成しました。

ちゃんと本業もがんばってるでしょ、私(笑)

Posted by kobechan at 23:19 | Comments (5)

2010年05月20日

久しぶりに新作・・・・

猫町での個展が済んでから、なんとまぁ一枚も染額の新作を作っていませんでした。今夜やっと小さなもの3枚の下絵が出来上がりました。

一応「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」のつもりですが・・・知ってるつもりの花でも、いざ描いてみると難しいです。トレーシングパーパーに油性ペンで描いたけれど、すべりが良すぎて、線がヨロヨロしてる。

怠けていた罰です・・・それとも老化のせいか・・・・(苦笑)

染め上がったら、この美猫たちは沼津や那須や瀬戸あたりを旅します。そのことは、後日改めてお知らせします〜〜

Posted by kobechan at 00:19 | Comments (2)

2010年05月18日

花と小父さん

小さな花を窓辺に飾ったら、昔よく歌った「花と小父さん」のメロディーが口をついて出てきました。

「小さな花に 口づけをしたら
小さな声で 僕に言ったよ


かわいい花を 僕は摘んで


ある朝花は 散っていったよ
約束どおり 僕は見ていた
花の命の 終わるまで」

せつない歌詞に出てくる花はこんな花↓なのかな、小父さんの花びんはこんなコップ↓かもなんて思いながら歌いました♪

私の住んでる団地には各棟南に芝生があって、引っ越してきた頃はきちんと芝が生えていたのですが、最近は芝を駆逐する勢いで様々な雑草が生えています。

で、この日曜日は団地住民による草引き&芝刈りが行われ、雑草は綺麗に刈り取られてしまい・・・・いえいえ、よく見るとベランダから一番遠いところの草が帯状に残されて、可憐な花が風に揺れています。

そ、芝刈り機を動かしていた小父さん連中が残してくれていました♪

ああ、刈り取られた芝生の上でみんなで飲んだビール&ジュースの、なんと美味しかったことか!

たわいもない話です・・・・・

Posted by kobechan at 00:11 | Comments (6)

2010年05月15日

まだ最終章ではないよ〜

京都三大祭の一つの「葵祭」が行われた5月15日は、ひんやりとした空気に明るい日差しの爽やかな一日でした。こんな天気は行列の参加者にも現物人にも過ごしやすかったことでしょう。

京都に住んでいるといつでも見られるという気楽さのせいか、思い起こせばもう長いこと葵祭りも祇園祭も時代祭も見ていないような・・・今日は出かけてみようか・・・

で、、、出かけたのは、葵祭ではなく知恩寺の手づくり市でした(笑)

手づくり市も出店しなくなって久しいのですが、会場へ15分くらいで行ける気楽さで、客としてはしょっちゅう訪ねています。今日は友人のお店を訪ねる目的もあり、昼ごはんを済ませてからいそいそと出かけました♪会場は相変わらずの盛況ぶりで、やっと探した友人はテントの下で昼食中でしたが、お客様の接客もあってゆっくり食べられない様子♪ちょっと売れたとうれしそうに話す彼女とゆっくり話したかったのですが、今回はあまり邪魔しちゃいけないと早々に別れを告げ・・・・・

次に向かったのは、水墨画を描く知り合いのグループ展「ル・ヴァン展」です。知恩寺から乗った市バスを東山二条で降りて、画廊まで歩いた岡崎公園界隈は新緑が眩しく、遠くははまるでブロッコリーみたいにモコモコとした緑の東山。

会場に着くと、表のウィンドウに知人の大きな作品が2点飾られていましたが、下書きをせず一気に描きあげたという作品はとても迫力がありました。一方ギャラリーの中の小品は、水墨画というより水彩画のような小粋な作品♪

仕事を持ちながら、グループの中心になって毎年作品展を開いてきた知人も、今年定年退職・・・・いろいろな理由で来年は故郷の新潟に帰るそうです。表に飾られた作品では、京都で暮らした長い年月の様々な心情を一気に描き出そうとしたのかな・・・・タイトルの「最終章」に感じるものがありました。

そういえば、遠い昔希望を抱いて京都にやってきた知人達も、ここにきて様々な理由で京都を去っていこうとしています。少しさびしく思いつつ、新しい土地で迎えるそれぞれの最終章が穏やかで悔いの無い時間になることを祈ります。って、しんみりした文章になってしまったけど、京都は魅力的な街だからまた戻ってきたりしてね。元気で長生きしたらそれもいいね。私はもう少し京都であくせく生きていきます。


Posted by kobechan at 23:46 | Comments (2)

2010年05月07日

GWは・・・歩いた・・・地味だった・・

GW前半は猫額制作、後半は近所散歩、、あっという間に休みは終わってしまいました。

私が猫額制作中、歌留多はせっせと水族館通い。(注:水族館といっても、大阪海遊館や鳥羽水族館等ではなく・・・このブログを読んでいるあなたは近づかないほうがいい場所です・・??)

そして、猫額の彩色を終了した3日は「蹴上浄水場のつつじ」を見に行くことにしました。浄水場には約4600本のツツジが植えられ、毎年大型連休の時期に一般公開されます。実は私達、まだ一度も訪ねたことが無く、今年こそは行こうと計画を立てていました。

浄水場へは地下鉄蹴上駅で降りて数分歩くか、東山三条でバスを降りて三条通を東に蹴上まで歩くのが一般的なコースですが、私達は家からずっと歩き続け、三条通から一本南の人通りのない静かな路地を行くことにしました。もう何十年と京都に住んでいるのに、この路地を歩くのは初めてかもしれません・・・・・

緑の参道も過ぎ・・・・もうそろそろ蹴上かなというところで、、、やっぱり京都の路地はこれがあるからあなどれない!行き止まりでした。少し戻って、私道らしき細い通路を抜け・・・

蹴上浄水場に到着!今年は寒い日が続いたせいか、残念なことにつつじは枝先に少し色をつけているだけでした。でも少し高台にある浄水場から見える京都の街は、緑に包まれて・・・北の小高い丘には真如堂の塔も見えて、ちょっと厭世的な美しさでした♪

そして翌日・・・・昨日の散歩疲れでちょっと足が痛い・・・・お互いにそんなことを言いつつ、鴨川を散歩して四条の高島屋まで歩きました。鴨川も府立医科大学あたりは河川敷は木々が沢山植えられ、広々とした公園のようになっていて、この時期の散歩は緑のシャワーを浴びるよう。写真をトリミングするように、頭の中で風景を区切ると、ちょっとスコットランドの川岸みたいな世界が現れるのです。(って、行った事ないけど〜〜)高島屋で母の日のプレゼントを購入し、自分達にはGWのささやかな贅沢としてお寿司とお惣菜を買いました♪もちろん、もう散歩は終了!生鮮食料品が心配だ〜〜とばかりにタクシーを奮発して帰途につきました。

で、染め上がった猫額は明日・明後日をかけて金彩・額装をする予定です!

追記 歌留多は膝の調子が悪く、来週病院です。ちょっと歩き過ぎたかな。
    私は腰が痛い。何よ、体重が増えたせいですって?!

Posted by kobechan at 21:58 | Comments (10)

2010年05月02日

いつか桜の木の下で

今日5月2日は、猫小紅の命日でした

もう9年も前のことだけど、紅ちゃんは21歳の天寿を全うして、真っ青な5月の空に帰って行きました。

今日もあの日と同じような抜けるような青空・・・・緑の風が通る窓辺に置いて静かに手を合わせました。ピンクの友禅染は・・・元々は老猫会のmooちゃんの骨壷カバーのために図案を考えたものですが、mooちゃんの飼い主でもあり老猫会の代表でもあるmoomamaさんが、「まるでmooちゃんの晴れ着のよう」とおっしゃった言葉が忘れられず、私も猫小紅に着せてあげることにしました。猫歌留多と手毬の分も続いて考えてあげましょう〜〜♪右の画像は若い頃の猫小紅と赤ちゃん猫だった歌留多です。

余談ですが、最近話題になっている「樹木葬」に関して、ペットと一緒に木の根元に埋葬する考え方も生じてきているそうで・・・私達には子供がいないし無宗教だし、もしそんな方法が具体化したらうれしいな。どこか山の中の桜の木の下で仲良く暮らそう。・・・・でも、歌留多と私がもう少しこの世でがんばってからだから、しばらく待っててね♪

頼まれていた染額、着物の急き物が入ってなかなか取り掛かれませんでしたが、那須の猫ミュージアムに送る分と一緒に制作中です!遅くなって申し訳ありませんでした。たぶん10日ごろにはお送りできますので、もう少しお待ちくださいね。

akkoちゃん、見てる?

Posted by kobechan at 23:35 | Comments (7)