これはいったい誰の兜なのか・・・・・
友禅の彩色の仕事には、華やかな振袖や訪問着、格式のある柄の留袖等がありますが、ここ数年の間に、振袖はほとんどがインクジェットプリントで作られるようになったし、訪問着や留袖も往年の10分の1くらいの生産量になり、私達手描き友禅の職人の仕事は日を追って厳しくなっています。そんな中、幸いなことに男児の宮参りの着物の仕事が続いています。
でもちょっと困ったことに・・・・・女の子の柄なら今まで沢山彩色してきたので、資料がなくても何とかなるのですが、男の子のはどんな配色にしたらいいのか皆目見当がつきません。おまけに今回のように兜の柄になると、たぶん実在の武将の兜で決まりごとも沢山あるのでしょう。
この兜は・・・丸に三つ葉葵の紋がついているから、もしかして「徳川家康」?でも、家康の兜の前立てはクワガタではなく羊歯だったような(うろ覚え)・・・・私、歴史が苦手で、特に戦国時代のことが分らない。困った・・・・・
文字通り兜を脱ぎました。
でも、今は本当に便利な時代ですね。ネットで「兜・武将」の画像検索したら、参考になる画像がズラリ!それによると家康はやはり羊歯の前立てで、この兜は「会津三葵」の兜のようです。会津??男児のたくましい成長を願っての兜なら、、家康のほうがポピュラーな気がしますが、、、、暇になったらもっと詳しいことを勉強してみよう・・・・
何はともあれ、配色は画像の兜を参考にさせてもらって、彩色完成しました。
ちゃんと本業もがんばってるでしょ、私(笑)
Posted by kobechan at 2010年05月22日 23:19うん、偉いっ!
日本の伝統美を死守しているんだぞ、という気概でね。
本業が輝いてこそ、猫絵の埋め草もより輝くでありませう。
似て非なるもの、エセともいうけど、なんとも味気ないものね。
Posted by: しゅう at 2010年05月23日 05:12こべちゃん、偉いぞ!
私も兜の事なんて皆目分からないです。
でも、今結構「城」ブームだったりするから マニアックな人も多くなってきてると思う。
その辺間違っちゃうと後でクレームが来たりするんだろうね。
>しゅうさん
う〜〜ん、死守なんてそんなに立派な心がけじゃないのよ。見本があると楽だから(笑)
猫絵なんだけど、こんな友禅柄に影響受けて、勇猛な柄が増えたりして。
>Suzuさん
城ブームなんですか?
むむ、、、城と猫シリーズ・・・
城は描くの面倒だからや〜〜めた(笑)
11月の十猫十色は、10匹の
兜猫にしようかな〜〜
って、安易な発想でしょうか(笑)
今日、丸山さんに小紅さんのホームページを、見せていただきました。とても、素敵な、友禅染の猫たち、感激しました。私も、ホームページ作成を決心しました。今日は、第1回目でした。頑張ります。
那珂川町在住
まあゆさん、ようこそ〜〜!
絹の夢のホームページも見てくださったのですね。
ありがとうございます♪
これからもがんばっていっぱい作品を作るつもりですので、
また時々覗いてくださいね。
それから、丸山さんに何でも聞いて、
是非是非素敵なホームページ作ってくださいね。
そして、出来上がったらURLをお知らせください♪
絶対遊びに行きますから〜〜