2011年08月03日

楽しい陶芸(きまぐれ作品編)+友禅のこと

今日は八月第一回目の陶芸教室

我が家には、益々きまぐれな作品が増えてゆきます。

たとえば・・・

奥の作品はシチュー皿のつもり。前回てびねりで成形しておいたものを、本日は削って形を整え、猫手の形をした取っ手をつけ、皿の中に白化粧土で足跡をつけました。この後、素焼き&釉かけを経て本焼します。仕上がりはココア色になる予定なので、ホワイトシチューに合いそう・・・完食すると猫のニクキューが現れるの〜〜(笑)
手前の作品は、タタラで作った大皿&小皿に呉須で猫を描いたものです。大きなお皿の猫の口には御刺身を・・・小皿はお醤油皿にはちょっと小さいので、わさびとしょうが用にでも使いましょう。トースト&バター・ジャムでもいいかな〜〜♪

楽しい2時間はあっという間に過ぎ、次回の教室は24日・・・しばらく間が空いてしまうのが残念です。

友禅のこと

画像の反物は今とりかかっている色留袖です。請負の仕事なので柄はぼかしてありますが、古典的な落ち着いた色合いが気に入っています。厳しい状況の和装業界の片隅で、なんとか仕事を続けて行きたいと思う私ですが、、、猫額はともかく、着物に関してはいつまで続けられるか、、、不安は尽きず。

そんな中、本当に寂しい出来事がありました。京都一の歴史を誇る蒸し屋さんが八月いっぱいで廃業することになったのです。大正10年創業の老舗蒸し工場で、業界の誰もが一番と認める丁寧な仕事で有名だったのに、諸般の理由から仕事をやめることにしたそうで、これを機会に廃業する悉皆やさんも出てくるとか・・・友禅業界は今、大きなショックを受けています。

この蒸し屋さんは、高級呉服だけでなく、私の猫額みたいな小さな仕事も引き受けてくれて、本当にお世話になったのに・・・・ただひたぶるにうらさみし・・・・大きな支えを失った気持ちです。

そうだ!現実問題として、瀬戸の作品の蒸しを引き受けてくれる新しい蒸し屋さんを探さなくては!これから先どうなるか分からないので、せめて作品はがんばって早めに作りなさいよと天の声はすれど・・・(苦笑)


Posted by kobechan at 2011年08月03日 22:33
Comments

かわい〜い!!
超かわい〜い!!!
どれもこれもかわいいけど、
シチュー皿が特に好きっ(*´∇`*)
こんなお皿で食べたら、
ほっぺた落ちちゃうね!!
やっぱり小紅さんて、
なにやってもセンスあるわねぇ(⌒-⌒)
ちっとも、へっぽこ陶芸じゃないから、
題をかえなくっちゃだね!!

Posted by: 梨香プルチーノ at 2011年08月03日 23:45

手びねりで作ったシチュー皿と猫ちゃんの顔
小紅ちゃんの優しさとユーモア―が溢れ
とっても暖か味のある作品ですねー。
私も次回を楽しみに待っています。
日本伝統の着物は何処に向かっているのでしょーか。こうなったら有志が集まって草の根運動するしかないかもです。


Posted by: kibi at 2011年08月04日 00:28

梨香ちゃん、キビちゃん、コメントありがとう〜〜
返信は明日書くね〜〜

Posted by: 小紅 at 2011年08月04日 00:54

小紅ちゃんらしい作品が沢山出来てるなーー♪♪
展示会なんかでも 見応えのあるものが
うん??そのうち 小紅ちゃんの陶器作品も展示されるかな?

蒸し屋さんが 廃業ですか・・・
和裁を習っていた時 反物から作る時は ふかしをしてから・・・
と習っていたのですが いつの間にか そんな面倒で お金のかかるものを 省けてしまったりして・・・
でもちゃんとしたものをとなると 絶対蒸し屋さんが必要となるのに・・・
岡山の方では 蒸し屋さんなくって 京都の方まで送って頼んでたような
その本家の 京都でも そんな状態だったら・・・どうなるんだろうね〜〜

Posted by: reiko at 2011年08月04日 09:07

気まぐれ=奇妙・・・・・・
破天荒で楽しい。縛りのない作業はこうでないとね。猫ちゃんのお口につらいものは載せないでね。涙が出てきそう。

友禅のこと、寂しいです。こんな古典的な 格調の高い絵柄の色留袖も、消えてしまうのでしょうか。時代とは、こういうものなのでしょうか。どうにもなりまんよね。
出来ることは、自分の手に負えることだけ。
ピンチの後ろにはチャンスの神様が隠れているとか・・・・

Posted by: まあゆ at 2011年08月04日 09:26

あらっいいわねえ〜(^・^)

このお皿を見ているとしょっちゅうシチューが食べたくなりそう。

和服の柄も色もやはり古典的なものが好きです。
蒸し屋さんの廃業凄く残念ですね(-_-;)
丁寧な仕事をする人こそ残ってほしいですよね。

Posted by: ピカコ at 2011年08月04日 09:58

>梨香ちゃん
う〜〜ん、呉須でのお絵かきは何とかなるのですが、
形作るのがとっても難しいです。
先生は、「たとえ変でも、初期の作品の形は
後に作ろうと思っても出来なくなる不思議な魅力を持っています」と・・・♪
ふふ・・へっぽこ陶芸って題、梨香ちゃんのブログから拝借!
梨香ちゃんの言葉ってかわいいんだもん!
そうだ、この写真はね梨香ちゃんのためにも
トリミングしてあります。
だって、全部アップすると、他の人の作った蛙が写ってしまうから〜〜
葉っぱに乗ったヤツ!(笑)

>kibiちゃん
私達の世代って、ぼやいてばかりはいけないのよね。
本来なら、若い後継者を育成して
業界を活気のあるものにする責任があるのかも、、、
でも、私にはそんな元気も余裕も無いから、
せめて猫額や小物で友禅を続けて行きますね。

>reikoさん
お久しぶり〜〜
ブログにお邪魔していますが、スルーでごめんね。
reikoさんもいろいろ大変そう・・・
でも、明るくはじけとんでる様子を見て
私もがんばらなくちゃって思っています。
フラートは12月第一週(詳しい日取りはいずれ)くらいに
開催が決まりました〜〜
義父ちゃん義母ちゃん、うま〜〜くかわして
参加してくださいな(笑)

>まあゆさん
ピンチの後ろにはチャンスですか!
なんか元気が出ますね〜〜
そういえば、ピンチのたびにいろんなものに手を出してきた私かも、、、
相変わらずマルビですが、
創作の喜び、楽しい出会い・・・いっぱい得たような気がします♪
オートクチュール的な友禅、手ごろな普及品、
いずれも適正価格で残っていくといいのですが。
粗悪品を高級呉服なんていって
うん百万円で売るっていうことだけは絶対やめて欲しいですよね(涙)

>ピカコさん
シチュー皿かわいいでしょ。
猫のミルク皿にしたら、猫君、
飲み干した時どんな反応するかしらね〜
友禅に関して、打たれ強い私も
今回の蒸し屋さんの廃業には凹んでいます。
丁寧な仕事ゆえに他より少し工賃が高めだったそうですが、
安く引き受けてくれた私の小さな作品は、
その蒸し屋さんにとっては
ボランティア仕事だったかも、、、
新しい蒸し屋さんで、同じように引き受けてくれるかどうか(苦笑)

Posted by: 小紅 at 2011年08月04日 13:14

珍しく昨夜早めに私がコメント書いた時、
記事の下に『続く』って書いてあったから、
楽しい陶芸の話が続くのかなって思ってたら、
なんと悲しいお知らせが続いたとは・・・・・(TдT)。
寂しいし、困りましたね。
先月うちのお店と同じ頃にオープンしたお店が、
閉店しちゃって、
私もすごいショックだし、
なんとも言えず不安にもなりました。
小紅さんのお眼鏡にかなう蒸しやさんが、
早く見つかるとよいですね。
そうそう、私の題なんかでよかったら、
じゃんじゃん使ってね(^▽^)/
でも、小紅さんのはへっぽこじゃないから、
ジャロに言いつけられちゃうかもよ(^w^) ぶぶぶ・・・

Posted by: 梨香プルチーノ at 2011年08月05日 00:33

私は小さな作品だから、何とかなるのですが、
反物を頼んでいた友禅屋さんは困ると思います。
蒸しって、地味な仕事に見えて
実は発色や風合いを左右する大切な工程なのですよね・・・・

京都でも、古くからのいいお店がどんどん閉店していきます。
でも、元気な新しいお店も増えていますよ♪
銀鍵はご近所さんはもちろん、
「おはふら」「いしん坊倶楽部」の聖地ですから〜〜
永遠不滅でお願いしますよ♪

Posted by: 小紅 at 2011年08月06日 08:45

ソバの感想を下の方へ、だしたでやんす。一度食したいね?

Posted by: カズオちぁんより(本やより)  at 2011年08月07日 13:50

>カズオちゃん
コメントありがとうございます〜〜
一つ前のブログにもサンキューです。
栃木の蕎麦は、益子の森の中のお店、馬頭道の駅、小川ふるさと館、御前岩、
それから伊王野道の駅、、、あたりを制覇してますよ〜
どこも美味しかった♪
帰省した時、その他の美味しいところ案内してくださいね。
京都の蕎麦は出汁が美味しいよ〜〜

Posted by: 小紅 at 2011年08月07日 22:24