2010年09月29日

瀬戸行き

招き猫展の終了とともに軽い虚脱感が襲ってきて、ブログの更新遅れました〜〜

抜けるような秋の空の下、瀬戸の「来る福招き猫祭り」に行ってきました。

朝一番の高速バスに乗って名古屋駅に着いたのが9時半、そこから名鉄瀬戸線に乗り尾張瀬戸に到着したのが10時ちょっと過ぎ・・・祭りは始まったばかり。まずは、祭りの呼び物の一つ「平成の招き猫100人展」の開催されている「瀬戸蔵」を訪ねました。会場では100人展以外にも、100人展歴代の大賞受賞者作品の個展や瀬戸陶芸協会「招き猫展」、上絵付けやてびねり体験も開催されていていて、早い時間にもかかわらず沢山の人で賑わっていました。

画像左は招き猫絵付け体験コーナーです。右が私の作品も参加している「平成の招き猫100人展」会場入り口風景です。ここで投票用紙を受け取り、100人の様々な分野の招き猫作品の中から気に入ったものに投票します。残念ながら会場は撮影禁止でしたので、個々の作品は一つ前のブログで紹介したURLでご覧ください。右に写ってるおっちゃん、なぜか私にひっついて会場を歩いていましたが、おおお〜〜〜、私の作品に投票してくれてました!!な、なんだ・・・歌留多じゃないか(笑)

お昼は「瀬戸蔵」一階のレストランで味噌かつミニうどんセットを食べましたが、さすが瀬戸物の街、お土産に丼がついてました。食いしん坊倶楽部の皆様・・・写真を撮るのを忘れました。お腹がペコペコでがっついたものだから、気がついたら・・・丼だけ。ごめんにゃ〜〜

瀬戸蔵の催し物を見て回った後は、少し離れたところにある文化センターへ・・・・無料巡回バスが運行されていましたが、私達は大通りをそれた静かな町並みを散策しながら歩いて行きました。道端には彼岸花(昨年と同じ場所に同じ白い彼岸花も見つけました。)やケイトウ、、、真っ青な空、、、どこか懐かしい町並み、、、、心和む秋の風景でした。

文化センターでは、まず「100人展アートマーケット」へ・・・・ここでは100人展出展作家の小さな作品が購入できます。私も小さな額数点&粘土猫を出展しているので、へへ、、、売れ行き確認!あらら・・・粘土猫は残り少なくなっているものの肝心の染額が・・・・・(笑)でもね、しばらく偵察してたら(なんかセコイネ私)熱心に見てくれていたご夫婦が、なんと!「富嶽珍景」を購入してくれました。お礼の言葉を掛けようと思いましたが、いきなり関西系おばちゃんが「おおきに〜〜」なんて寄っていくと夢が破れると思って、そっと心の中でお礼を言いました。作家は神秘的なほうがいいのよね・・・キ・ビ・・ちゃん(笑)♪

文化センターでは「栃木県益子で活躍する作家のキャットアート展」にも足を運び、猫展を通じて知り合えた陶芸作家の須永みいしゃさんと半澤淳子さんにご挨拶!お二人とも独創性と知性溢れる楽しい招き猫を作っています。会場にはお二人の作品以外にも個性的な陶器の招き猫が会場狭しとばかりに並んでいました。この楽しいアート作品は10月16日からそっくり那須の猫ミュージアムに行きますので、お近くの方は是非ご覧くださいね。

文化センターの次は、新世紀工芸館の「まいけるからわた個展・猫神さんは見てはる」へ・・・・・まいけるからわたさんは、ギャラリー猫町での個展の際に知り合った猫作家さんで、なんと2009年の日本招き猫大賞を取ってしまった大物〜〜(笑)私のことを覚えていてくれるか心配でしたが、会場では沢山の来客の応対に追われているにもかかわらず、ちょっとシャイなやさしい笑顔で迎えてくださいました。それにしてもやはり大賞を取るだけのことはあるすばらしい作品群に圧倒されました!粘土や焼き物の猫に、日本の仏像や甲冑なと彼の本業の漫画やイラストとの世界が絶妙にマッチしていて、神々しくも可笑しい不思議な世界。そんな猫神様に混じって沢山の猫の骨壷も展示されていて、そのうちの一つの蓋を開けると裏側には小さなおしゃぶりが・・・仔猫のうちに死んでしまった子が来世で食べ物に困らないようにという気持ちからかしら・・・まいけるさんのやさしい人柄がうががえました。他の蓋の裏側からは何が現れるのかな、、、全部蓋を開けて見せて欲しかったけど、それはまたの機会に。

彼はきっとこれから大きく羽ばたいていくと思う。そんな確信を持った作品たちでした。

左 おまけ・・・今年も猫メイクした大人や子供、犬(あ、これはウソ)が街に溢れてました〜〜

右 名古屋へ立ち寄るついでに「名古屋水族館」を見るのを楽しみにしていたのですが、瀬戸で大幅に時間を取られ、今回は断念!昨年に引き続いて「ノリタケの森」を散策して、アウトレットで珈琲カップを購入して帰って来ました。

チャンチャン♪・・・瀬戸とノリタケの陶磁器が鳴る音だにゃ〜(おしまい)

Posted by kobechan at 2010年09月29日 08:37
Comments

小紅ちゃん、臨場感のある楽しくて詳しいレポートありがとーございました。凄いねー作品が売れたなんてー。まいけるさんはホント唯者ではないから、後は時間の問題で世界に通用する御仁でございます。凄い人ってホント腰が低いでしょ。小紅ちゃんもメチャすごい人なのに腰が低いもの。刺激もらって良かったですねー。これからまだ続きますがラストスパート頑張ってくださいね。

Posted by: kibi at 2010年09月30日 17:39

楽しい記事、興味深く、読みました。
活気溢れるお祭りの様子が、伝わってきて、行ってみたくなります。

目の前で、自分の作品が、作家と関係なく、
買われていく。
買い手には、ピタッと、するものが、あったのでしょうね。

福が、きっと、やってきますね。

Posted by: まあゆ at 2010年09月30日 19:38

名古屋水族館ってどっちだろ?
小紅さんが言うと迷うな(笑)

私も去年の小紅さんの記事読んで行ってみたかったノリタケの森に
行きました♪
鯱鉾持った限定くまちゃん買おうかどうか
すんごい迷ったんだけど・・・
アウトレットも意外と高いよね。。。

Posted by: うしこ at 2010年09月30日 20:19

>kibiちゃん

す・・すごくないですよ〜〜私は(笑)
売れたっていっても、額は一枚だけ・・・・
友禅の額で暮らしていくのも難しいね、、、
でも、今から新しい分野を極めるのは
至難の技だから・・・
友禅でがんばるしかないし、
次に迫ってる十猫に向けてがんばるねっ!!

>まあゆさん

今まで旅立った額が全部はがれて
戻ってくる悪夢を見ることもあるのです(涙)
どんな仕事でもそれぞれ大変なのでしょうけれど、
物づくりもしんどいですね。
でも、何かを作っている時間は幸せですね〜
藪椿、遅くなりますが忘れていませんので
気長に待ってくださいね。
明日からの個展、遠くから盛況をお祈りしていますね。

>うしこさん

あら、私が言うんだから生きてるお魚の泳ぐ
本当の水族館でしょうが〜〜
富良野のあの方ならいざ知らず(笑)

ぷ、シャチホコ熊ちゃん買おたの?
そうなのよね・・・アウトレット、意外と高い!
我が家で長年使ってるノリタケハはパチモン!
釉薬が飛んでるのとか、柄がずれてるもの・・
でもとってもいい色合いなのよ。
アウトレットにそういうものは置いてないんだ〜〜

Posted by: 小紅 at 2010年09月30日 23:30

猫だらけ展の、在廊予定が、決まりましたら、
ご連絡ください。
都合がつきましたら、気分転換に、出かけてみたいと、思います。

今日、伝さんが、工房においで下さいました。
もっと、ネットのお話、聞きたかったのですが、
他に、お客様が、いらしたので、あまり、お話できませんでした。

Posted by: まあゆ at 2010年10月02日 20:21

そうそう、もうひとう、大切なことが、
伝さんが、おいでに鳴られたときに、ご一緒におられた、お客様が、以前、kibiさんの、お人形を買われた、kibiさんのファンでした。
8月に、ガルネリノで、小紅さんの、染め額も見られたそうです。

赤い糸、感じました。

Posted by: まあゆ at 2010年10月02日 21:04

まあゆさん、素敵な葉書ありがとうございました。
今回は行けないのに催促してすみません。
でも、記念にしたいので。。。。。

伝ちゃんの知り合いがkibiちゃんの人形をですか!?
夏に私の個展も見てくださったのですね〜〜
どなたなんでしょう〜〜
本当にどこかで繋がっていますね。
伝ちゃん、kibiちゃんのパソコンの先生も
やったんですってね(驚)

十猫十色展、来てくださったらすごくうれしいですが、
会場が那須ではなくて東京・目黒なので、
大変ですよね・・・・
年明けの益子もえぎギャラリーの
「招き猫展」にも同じものを出しますので、
ご無理なさらずにね。
在廊は未定ですが、決まったら案内状だしますね〜〜記念に(笑)

Posted by: 小紅 at 2010年10月02日 22:10