2015年06月29日

爽やかな日

前日の雨に洗われた木々は生き生きと青みを増し、木の間を渡る風はひんやりと乾いて、今日は梅雨の晴れ間の爽やかな一日でした。


5月の中旬に刈ったばかりの団地の芝生は、もう夏草に覆い尽くされそうになっていますが、夏草の中に、今年も可憐なネジバナを見つけました。どこからやってきたのやら、数年前から芝生一面に咲いています。これでもランの一種で、花言葉は「思慕」・・・控えめに咲く姿がぴったりかも♪

そんでもって、仕事部屋では夏椿と月見草が咲いて??

猫町でご注文いただいた友禅染は現在制作中です。大変お待たせして申し訳ありませんが、もう少しお待ちください(^_^;)


Posted by kobechan at 23:09 | Comments (6)

2015年06月22日

14回目の紫陽花忌

今日6月22日は猫歌留多の命日で、我が家ではこの日を「紫陽花忌」と言っています(^_^;) 猫歌留多が死んでしまった時に、文学好きな友人が名づけてくれたもので、もう14回を数えています。

猫歌留多に続いて、2002年には猫小紅、2005年には手毬も虹の橋を渡ってしまい、その時点で我が家は、結婚以来ずっと猫がいた生活に別れを告げました。

毎年・・・庭の紫陽花(正確には団地の紫陽花・・・これこれ)を一本手折ってきて供えるだけの、静かな紫陽花忌です。

karukunnnizinohasi.jpg

この古い染額のタイトルは「虹の橋から降る雨」・・・・昔、キリ番ゲットの友人へのプレゼント用に、友人の猫をモデルにして作ったものです。今改めて古い画像を引っ張り出して見ると、我が家の猫歌留多にもイメージが重なります。

私の染額に登場させる唐草模様の風呂敷をしょった茶トラの「旅猫」は、実はこの歌留多がモデルです。ずっと完全室内飼いだった歌留多が、今は自由な身になって日本中の海や山を旅してるといいなという思いで、染額を作っています。




優しくおっとりとしていた歌留多君、いい思い出をいっぱい作ってくれてありがとね。これからも君をモデルにいっぱい作品を作るから見ててね〜〜あ、こういうことを言うのは照れるわ〜

Posted by kobechan at 22:26 | Comments (6)

2015年06月15日

梅雨の晴れ間の手作り市

個展が終了して、早や半月が経ってしまいました。

のんびり着物の彩色の仕事と家事をこなしていた半月でしたが、そろそろ個展の際に注文をいただいた追加制作に入らなくてはいけません(^_^;)

ということで、知恩寺手作り市のお気に入りの額屋さんへ、作品を入れる額を仕入れに行ってきました。

手作り市は何といっても早朝訪問が一番です。昼頃は身動きがとれないほどの人でいっぱいになる境内も、朝8時頃はごらんのようにお客様はまばら・・・・お店の品物も豊富・・・♪ただ、忙しく商品を並べているお店の人には迷惑をかけてしまうかも(^_^;)

一番乗りだと思ったお目当ての額屋さんには、すでに先客がありました。私が額を選んでる間にも何人かが額を買っていきました。

この画像は、10年ほど前に私が初めて手作り市に出店した時のもの。テントも持たず、小さなテーブルに小さな友禅作品を数枚展示するだけの出店でした。確か・・・4枚くらい額が売れて舞い上がった記憶がありますが、以後数年間の出店では、絶えず閑古鳥が鳴いていたような気がします(笑)

それでも、楽しい日々でした。

手作り市に出店するのをやめて数年が経ちました。一人でテントを運んで出店するのはもう体力的には無理だし、友禅作品は紫外線の影響が心配だし、、、でも、今日の知恩寺訪問で、また出店したい気持ちが少し芽生えてきました。春や秋のいい季節にテントは無しで、小さなテーブル一個に陶器の猫だるまを並べただけのお店で参加してみようかなと思いました。 

ハッ・・・秋には歌留多が完全退職!テント運べるかも。あ、、、ひとりごとです(笑)

Posted by kobechan at 21:55 | Comments (6)

2015年06月05日

猫町の日々

ギャラリー猫町の個展「あんこときなこの誘惑」は、前半・後半とも天候に恵まれ、賑やかに会期を終えることが出来ました。お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。(お花やお菓子の差し入れもありがとうございました)

京都に戻って一週間が過ぎ、家事や友禅の仕事に追われながら、楽しかった猫町の日々に思いを馳せています。

今夜は、ピンボケの画像が中心になりますが(^_^;)、そんな猫町の日々を綴ってみようと思います。


約14ヶ月ぶりの懐かしいギャラリー猫町の庭は、去年の個展の桜から、今年はヤマボウシや姫シャガの白い花の季節。ギャラリーの石段を登った小道の先には5月の可憐な花が咲いています。

私は、今年は1階での展示。2階は猫人形作家の小島美知代さんで、木目込みや粘土でとてもかわいい猫作品を出展していました。(う〜ん、人形も素敵だけど、小島さんも綺麗で気さくで素敵な女性でした。く〜〜〜っ、うらやましい♪)

1階の扉を開け、時計と逆回りに作品を紹介します。

掛け軸は、、、猫を飼っているお客様には不評かな?だって、揺れる風鎮は猫の格好のおもちゃだし、本体は飛びかかってそのままずずず〜〜っと落ちてきたら、高価な爪磨きってとこ(´Д` )

こちらは何となく青い色彩の作品が揃いました。

スタンドタイプの染額と陶作品のコーナーです。

今回のメインとなるコーナーで、中央が個展のDM作品「あんこときなこの誘惑」です♪

純和風の作品コーナーです。「旅猫花便り」「富嶽五景の小さな額五種」「陶器猫」等

夏が近いから?涼しい色合いの「青い美瑛川」はとっても評判が良かったです。
「宝塚猫組トップスター」もかわいらしいと好評でした。

今回初出展の「タイル額装マトリョーシカ」です。

ギャラリー猫町の庭に溢れるヒメシャガの花びらは、友禅額「夏椿の庭」の夏椿にそっくり・・・ちょっと遊んでみました。
京都にいる時はあんなに苦労した「にっぽん招き猫100人展」に応募する作品の図案が、猫町の朝にスッと出てきました♪♪どうか審査に通りますように〜〜!宿泊している部屋の大きな木彫りの招き猫に祈る私(笑)

一年ぶりの常連のお客様との出会い、友人と久しぶりのオフ会、早朝の谷中散策、、、その他にもたくさんの楽しい出来事、、また書く機会があると思いますが、来年もまた元気で個展が開けるように願って、今夜は筆を置きましょう。

Posted by kobechan at 20:28 | Comments (11)