2014年05月30日

駆け込み応募

毎年9月に瀬戸市で開催される「にっぽん招き猫100人展」に参加するようになって、書類審査に無事通れば、私にとって今年は7回目。

過去の5月のブログを辿ると、ほとんど毎年、応募締切の前日の5月30日に駆け込むように速達便で書類を送ったという記事が現れます。(^_^;)

でも今年の私は偉いぞ!なんてったって、29日に書類を送ったんですからね!

例年染額で参加していたのですが、今年はちょっと趣向を変えてタペストリーに挑戦してみます。モチーフは「海の猫と山の猫」、お互いの恵みを分け合いながらつつましく生きる姿を2枚のタペストリーで表現してみるつもりです。もちろん定番旅猫君も登場しますよ。

ああ、審査に通るといいなぁ〜〜

この子は先日の陶芸教室で作った招き猫・・・・カンナかけて色をつければ、もう少し可愛らしくなると思うのですが(^_^;)

Posted by kobechan at 23:41 | Comments (2)

2014年05月27日

むらさきのゆきしめのねこ

雨の朝、表具屋さんに行くついでに、昔少しだけ住んだことのある「京都市北区紫野藤森」界隈を散策して来ました。

大学生活を送るために京都に来て、初めて住んだのが紫野藤森町でしした。「むらさきのふじのもりちょう」という響きがなんとも風情があって好きでした。当時の藤森あたりは、低い瓦屋根に格子窓の家が連なり、家の中からは西陣織を折る機の音がシャカシャカ聞こえていました。その響きは、印刷業を営んでいた実家の輪転機の音に似て、耳に心地よいものでした。

あれからもう45年、あたりはすっかり様変わり・・・・・している・・・?していない・・・?

さすが千年の古都京都、源氏物語にも登場する雲林院は、45年くらいではなにも変わらない(^_^;)

建勲神社に続く参道にあった下宿界隈は、ほとんどが新しい建物になっていて、懐かしい町家はほとんど姿を消していました。(建勲神社は織田信長が主祭神なのにゃよ。って、私が自慢してどぉ〜なる)

この鳥居の右側に、生まれて初めてアルバイトした食堂があって、おばあちゃんとおばちゃんが美味しい賄い食を作ってくれたっけ。鳥居の左側には交番が今も健在。そしてその近くには「A級京都」という劇場がありました。「A級京都」は、ミュージカル劇場というか、、、おっちゃんの娯楽場というか、、、(どんな劇場か気になる方は検索どうぞ♫)

こんな路地の奥には、、絶対何かいる!

ほら、やっぱりいた!!

お〜〜〜〜〜っと!過去に旅している場合じゃないわ、、、表具屋さんの用事を済ませたら、瀬戸の招き猫展の応募用紙用の下絵描かなくちゃ!

源氏物語風にしようか、、、戦国大名風にしようか、、、路地猫風にしようか・、、、、(笑)


Posted by kobechan at 08:43 | Comments (4)

2014年05月23日

色のおはなし・・・・

前のブログで紹介した染物ですが、本日蒸し屋さんから戻って来ました。

画像ではあまりよく判らないかもしれませんが、余分な染料が落とされて明るい色目になっています。陶芸の窯出しほどの変化はありませんが、きれいになった染物を受け取る時が、私にとって、友禅の工程で一番ワクワクする瞬間♫もちろん、思った色にあがらないこともたまにありますが、今回は本当にきれいにできました。

ゴム糸目が落とされて輪郭の生地白が鮮やか!ちょっと色挿ししにくい生地でしたが、結果良しということで、満足です。

これから金彩に入ります。

陶芸教室で作ったお猪口(珍味入れ?)は、素焼き後の赤土に撥水剤で猫を描き、全体に白い釉薬をかけました。猫の耳は淡い赤絵の具、目は織部釉の緑、、、、私のへっぽこ陶芸技で、さぁ、窯出しの時はどんなものになっているでしょう〜〜こちらはワクワクよりドキドキ体験です。

Posted by kobechan at 09:44 | Comments (5)

2014年05月20日

絹と土と毛皮?な日々

前のブログでちょっと紹介した糸目置きした白生地ですが、何とか彩色を終えました。

今回初めて使った「駒無地」は、着物地としては最高級品らしいのですが、縦糸に強い撚りのかかった駒糸を使用しているためか、地入れをしてもゴム糸目がなかなか生地に染み込まない、、、、つまり、染料がゴム糸目枠からはみ出てしまう。それゆえ慎重に慎重に彩色して、何とかきれいに仕上げました。一反分あるので、これから作る猫額で難儀しそう・・・(^_^;)でも、さらっとした風合いで仕上がりはいい感じになりそうです。

本日「蒸し&糸目落とし」に出して来ました。その結果、画像より少し薄く明るくなります。

週末には金彩をして額装・・・・何とか5月いっぱいにお届けする約束を守れそうでホッとしています。

「陶游」最新号は猫アート特集で、お正月に開催された「益子・平成の招き猫展」も取り上げられました。

多くの猫作品に混じって、私の小さなマトリョーシカも掲載されました♫

私・・・友禅職人。陶芸作品が紹介されるのはちょっと恥ずかしいけれど、光栄です。

猫といえば、近所に小さな猫cafeができるという噂があって、まだ開店していない店舗を偵察に・・・・♫団地の西側「大原街道沿いの「さとねこcafe」というかわいい小さなお店ですが、猫カフェにするには狭そう。何はともあれ、24日がグランドオープンということで、、、もしかしてモフモフ毛皮に会えるかも。


Posted by kobechan at 21:58 | Comments (2)

2014年05月17日

着物の仕事より楽しいなぁ〜

桜の季節の個展が終了してはや一ヶ月が経ちました。
五月の山野は、濃い緑、薄緑、黄緑が入り乱れてとってもきれいです。

しばらく着物の仕事に精を出していましたが、そろそろ個展の際の受注制作に入らねばと、、、、、

5月15日、手作り市に出かけ、私の大好きな「Herbie Rabbit」の額をたくさん仕入れてきました♪勝手に「おじさんの額」と呼ばせていただいてるこの額は、厳選されたパイン材で作られた素朴でシンプルなもの・・・不思議と洋風にも和風にも合います。

追加作品はもちろんですが、もし来年も個展が出来たら、このおじさんの額をたくさん使ってみたいな♪

で・・・追加制作の糸目置きをお願いしておいた白生地が戻ってきました。DM作品「ねこのえこよみ」を縮小した図案に、依頼主のニャンズを仲間入りさせてあります♪
 
土日返上で彩色がんばるぞぉ〜〜!

4月はお休みしていた陶芸教室、また通い始めました。

ん?また猫柄ぐい呑?ぐい呑にするには柄が軽すぎるので、これは珍味入れに使っていただく方がいいかな(笑)信楽白土に黒マット土をかけ、ピンで掻き削って猫を描きました。この後、素焼きして透明釉をかけて本焼きです。


Posted by kobechan at 08:27 | Comments (2)

2014年05月13日

京都旅行プレゼント????

少し前の話題です。

GWも終盤を迎えた雨の日、久しぶりに友人とランチに行きました。今回選んだお店は、昨年の4月に西陣の路地奥にオープンした「イヤサカ食堂」

西陣の路地から更に奥まったところに建つ、風情のある二階建ての町家で、「以前は上七軒で三味線を弾いておられた おばあさんが住んではったらしいです」とは、オーナーの弁。携帯の画像なのであまりきれいに撮れてませんが、古い建物ながら磨きこまれた室内は清潔感が漂い、スタッフの応対も丁寧で、気持ち良い時間を過ごすことができました。

肝心の料理、、、、これがまた美味しい!!この日のランチは、「白身魚と茄子を揚げたもののみぞれあえ」「豚肉と筍の炒め物」のいずれか・・・・に、京野菜のおばんざいが何種かつきます。もちろん、両方頼んで友人とつつき合い(笑)

雑穀の入ったご飯も美味。デザートに黒蜜きなこアイスクリームもついて、確か950円の安さ。

食いしん坊倶楽部のみんな〜〜〜!!富良野チャーター便はなかなか実現しそうにないけど、京都一周旅行(イヤサカ食堂のランチ付き)なら、太っ腹(最近正真正銘メタボな私)でプレゼントしてあげるよ。

お・い・で (注)京都一周旅行は市バス一日乗車券のことだからねっ!

それにしても、どんどん京町家が姿を消してゆく昨今、こんな風に素敵に活用しているなんて素敵です。

ご存知かと思いますが、私の見果てぬ夢は「町家ギャラリー」を作ること。相変わらず資金はゼロですが(笑)どなたか、「ギャラリー小猫町」立ち上げにご協力くださ〜〜い(冗談ですってば)

Posted by kobechan at 23:23 | Comments (6)

2014年05月05日

GW覚書

なんと!栃木に帰省するのは1年ぶり?

実家にもお墓に眠る母と弟にも、ずいぶん不義理をしたものです、、、、心が痛い。

猫町の個展で京都〜東京を2往復しているので、今月3回目の東京行新幹線に乗りこんだのが4月27日。

キオスクで適当に選んだお弁当の包み紙で、新幹線が開通して50年が経っていることを知り、45年位前に高校の修学旅行で初めて新幹線に乗った時のことを懐かしく思い出す。「次に乗れるのは新婚旅行の時位かも」と本気で思ったくらい、あの頃の私に新幹線は高くて縁のなさそうな乗り物でした。・・・・・で、その数年後には京都の大学に入学し、卒業後そのまま京都に住みついて、新幹線にはあれから何度乗ったことか(笑)

窓外の富士山も何度見たことか。

4月28日 カルタの運転で、しばらく遠出をしていない父を乗せて那須にドライブ。
途中、黒羽の「ふるさと館」のような建物には、鯉のぼりならぬ鮎のぼりがあがっていました。故郷を流れる那珂川は鮎で有名ですからね♪

我が家の別荘に続く菜の花の道・・・なんて言ってみたいけれど、ここは「道の駅 明治の森」の青木邸・・・(^_^;)2年前の夏にはひまわりが咲いていましたが、この日は菜の花が満開でした。

今回の那須ドライブの第一目的地の「藤城清治美術館」に到着。

美術館に続くチャペルのステンドグラスに、春の外光が差し込んで、とても綺麗でした。

入館料が複雑(一般、栃木県在住者、高齢者、身障者等)で、父の場合入場料は心づけだけでよいということなので、半額だけを納めて作品を鑑賞したものの、作品に感動した父は、帰りがけに係りの人に「半額で申し訳なかったですね〜値切ったみたいで心苦しい」なんて大きな声で謝っていました(笑)いくら払うかが結構ストレスになったみたいで、ずっと悪かったなぁっていう父、、、そこで、紛らわしい値段設定はいかがなものかと思う私。

あ、作品には私も本当に感動しましたよ!

次に向かったのが「森のビール園」 

サッポロビールとバイキング・ジンギスカンが味わえるレストランです。この日は父の89歳の誕生日。カルタと義妹と私でお祝いをしました。それにしてもよく食べた(笑)

あれ?車運転のカルタの前に3つのビールグラスが!!!

ここからは義妹が運転してくれるということで、嬉しそうに三種飲み比べビールを頼んだカルタでした。

食事の後は、矢板「長峰公園」のツツジを見て、帰路へ。


4月29日 当初予定していた「富岡製糸場」の混雑をニュースで知って、急遽行先を会津に変更。

高速を使わず、国道294号を北へ北へ(ふ〜ん、わが町を南北に走る294号の北の果ては会津若松なんだ、、)那須塩原、白河市を通過して、静かな山里の道をのんびり走り、ちょっと猪苗代湖に寄り道。湖の対岸に会津磐梯山がそびえているはずですが、あいにくこの日は見えませんでした。

湖岸道路の桜はとっくに散ってしまって・・・・??? それにしては道にも水面にも花びらが見あたらないと思ってよく見ると、なんとまだ蕾でした。湖からの冷気で開花が遅いのでしょうね。

会津若松市に入って、まずは飯盛山を見学。戊辰戦争に散った白虎隊の墓の前で案内の女性の話を聞いて、思わず涙をこぼしてしまいました。

お墓から少し離れた自刃の場には、下唇を噛んで悲しそうに遠くを見つめる小さな像が立っていて、その視線の先に見えるのが鶴ヶ城。。。。

飯盛山を後にして鶴ヶ城へ。城内のソメイヨシノはすっかり散っていましたが、「八重の桜」が満開でした。(若武者姿の男性の横のうば桜も満開でした!)

帰りは会津西街道を選び、山あいの静かな村や温泉郷をいくつも抜けて帰って来ました。今更ながら福島は美しい場所だと思いました・・・・・

4月30日は終日雨  お墓参りを済ませ、隣に住んでいる従兄弟を招いての夕食、父のパソコンのお相手等で、、、静かに過ごしました。

5月1日 故郷を後に、東京から再び新幹線に乗り帰京。

お弁当に始まりお弁当に終わるゴールデンウィークでした(笑)

さぁ、気持ちをリフレッシュしたところで、急いで猫町受注分の染額を作らなくては!!

Posted by kobechan at 10:24 | Comments (4)