2011年05月31日

双子の梅

今年の入梅はなんと早いことか・・・・これから先にあるのは長い雨の日々。そしてそれに続くとびきり蒸し暑い京都の夏・・・・ああ・・

そんなブルーな気分を少し和らげてくれるのは、少しずつ緑を濃くしていく団地の植物達♪私の住む団地は築30年、、建物は相当老朽化しているものの、建築当時に植栽された木々は建物を覆い隠すように葉を茂らせ、沢山の鳥がやって来る気持ちの良い環境です。

台風一過の今朝、ゴミ袋を提げて小枝や葉がいっぱい散らばった敷地を歩いていたら、ゴミ集積場のそばの梅ノ木に珍しい形の実を見つけました。例年に増してたわわな実は、なんとほとんどが双子や三つ子状態にくっついています。(これは観賞用の紅梅で、いつもは一個だけの実です。梅漬けにしても美味しくはないらしく、毎年けなげに沢山の実を結ぶものの誰も収穫しません。)この現象はなぜ起きたのか?何か異常なのか?ちょっと不安になってネット検索をしたら、数日前の京都新聞のHPにこんな記事が↓

京都府南丹市八木町北屋賀の民家にある紅梅の木に、実がくっついて「双子」や「三つ子」のような形の梅の実がなった・・・・詳細

そっか、時にめしべを二つ持った花が咲き、うまく受粉するとこんな実がなるのですね〜〜

さらに検索を進めたら、山梨県笛吹市にある浅間神社には、県天然記念物に指定された双子の実がなる梅ノ木があって、「夫婦梅」と名づけられて安産や家内安全を願う人々に愛されてるそうな〜〜

それなら縁起のいい団地の双子梅よ、私の願いを聞いて下さいな!

やっと提出した・・・

明日締め切りの招き猫展の応募用紙、、、無事瀬戸に届きますように、そして、なんとか審査に通って秋には「三春の滝桜」をお披露目できますように〜〜

Posted by kobechan at 00:02 | Comments (6)

2011年05月25日

楽しい陶芸(ほんのわずか上達編)

今日は、待ちに待った陶芸教室@れぶん工房の日でした♪

タイトルに、ほんのわずか上達編なんて書きましたが、あくまで自分なりの基準ですからね〜〜(笑)

今回の作業は、前回てびねりで成形して乾燥し過ぎないようにビニール袋で保存しておいた「そば猪口2個」の削りです。、まずは器をひっくり返して高台を削り、外側を形よく削って行きます。程よい固さの土を掻きベラで削る時の振動は手に心地よく、ストレス解消に最適!でも、うっかり削りすぎてしまうと使い物にならなくなるので、細心の注意が必要です。
今回の土は黒い色をしていますが白御影土で、、、素焼きすると白ベースに珪石の灰色が点々と交じる・・・そうです。素焼きしたら次回は呉須で模様を描き、透明釉をかけて本焼です。あは・・・受け売りだけど、専門用語使ってるといっぱしの陶芸家みたい・・・なんちゃって、、素人ほど怖いものは無い。

で、余った時間で今日も猫を作って来ました♪この土は酸化焼成すると鮮やかな赤になるそうです。形が出来たら白化粧土でワンピースを着せて、素焼きしたらそこに青い呉須で花模様を描いて・・・・って、想像の世界では素敵な猫の置物が出来上がってますが、、、さてさてどうなることやら〜〜

何はともあれ、今の私は陶芸に夢中です・・・でも、、その分染色に興味が無くなってきているのがまずいぞっ!急ぎの仕事放り出してれぶん工房だもの(苦笑)

教室で一緒に学んでるのは、植物をモチーフにした大きな作品を作るMさんと、大きな鉢や壺に挑戦しているAさん・・・・二人ともまだ経験が浅いのにもかかわらず、大胆かつ上手に作品を作るのでびっくりです。私は小さなものをチマチマ・・・どちらかというと形より絵付けに夢中。

そして、三人三様の希望をおだやかな笑顔で聞いてくれるのが、れぶん工房の若いM先生。

これからも・・いい時間が過ごせそうです。


Posted by kobechan at 22:07 | Comments (6)

2011年05月22日

栃木に帰る3+おまけ

招き猫展のこと

ついこの間のことのように思えるGWから、もう20日以上が経っているなんて・・・・最近の私は、がんばっても先の見えない染色の仕事に追われ、少々疲れ気味です(涙)

がっ!!染色の仕事を続けてきたお陰で、毎年こんな展示会に出展する機会を得たのだと思い直して(今年はまだ審査に通るか定かではありませんが・・・笑)、締め切り間近の要項書作成に勤しんでいます。震災後に開催される今回の「平成の招き猫100人展」テーマが「鎮魂・復興・支援」ということなので、「私なりに・・・微力でも気持ちが伝えられる作品を作ろう・・」なんて気負いが生じてしまったのか作品のモチーフが決まらなくて難儀しています。ここにきて・・・復興に重きを置いた明るい作品「三春の滝桜と旅猫」をテーマにしようと焦点が絞られて来ましたので、皆様、審査に通るように祈ってくださいね。

栃木に帰る3(エピローグ)

栃木での5日間はあっという間に過ぎて、5月3日はとうとう京都に戻る日です。義妹の車で宇都宮まで送ってもらい東京へ!東京からは遅い新幹線を予約してあるので、ちょっぴり東京見物を〜〜と思ったものの、この日の天気は本降りの雨。何でだろ、、、いつも帰り際立ち寄る東京は雨だわ・・・

雨にもかかわらず浅草はものすごい混雑・・・何かのお祭りかしらと思ったくらいですが、震災の影響か外国人の姿は見られなく・・・・遠出を避けた人達の観光のようです。

元旦の下鴨神社のおみくじで、めでたくも(!?)凶を引き当てた歌留多君、浅草寺でも凶を引きました(笑)珍しいからと持ち帰ってしまったけれど・・・そこはかとなく不安(笑)

おおおお〜〜〜っ!こういうお店を見ると俄然元気が出ます!!

浅草から雨の中を上野まで歩くと、上野駅の構内では風評被害に苦しむ被災地の応援産直市が開催されていました♪わが故郷栃木県の名前も入っていて・・・うれしくて涙が出ました。

そして・・・東京駅の大丸地下でお弁当を買い込み、新幹線チケットに付いている飲み物券をビールと交換して、夕刻7時半発こだまにて帰京いたしました。ふっふっふ・・・グリーン車だよ!ぷらっとこだま利用なので割安・・・快適な4時間爆睡の旅でした。

ふぅ・・・なんとか栃木の旅書き終えました。


Posted by kobechan at 23:26 | Comments (8)

2011年05月12日

栃木に帰る2

GW後、ありがたいことに紅型の仕事がいっぱい入って来ました。紅型は友禅と違い、反物に糊置きした型の上から刷毛で染料を刷り込んでいくので(ステンシルに近いかな)、かなりの肉体労働です(涙)。もうそろそろブログの更新をしなきゃと思うものの、、、夜になると疲れが出て、うまく文章が書けないです。と、言い訳をしておいて、今日のブログはGWの備忘録がわりでつまらないかも。

帰省2日目 父・母・歌留多・私で日光へドライブ

左 「日光戦場ヶ原」 群馬県沼田に抜ける国道(日本ロマンティック街道)は、けっこう混んでました。

右 光徳牧場から川俣温泉へ抜ける林道、、、山にも道端にも雪が残り、木々はまだ茶色いまま、、急に強い雨が降ってきました。この曲がりくねった細い道は個人的にはお奨めしません。オートバイの兄ちゃんにも薦めない(苦笑)

川俣温泉から栗山村へ入ると、珍しくも何とも無いですが民家の庭で犬を見て、、、次いで珍しい野生の猿と雉を発見!あとは桃太郎だね〜〜なんて言いながら車を走らせても、あたりは人っ子一人通らない・・・・平家の落人伝説の残る静かな山村でした。 

画像は栗山を抜けて、川治温泉から鬼怒川温泉に向かう途中の「竜王峡」です。写真を撮りたい一心で谷を降りていった父でしたが、さすがに帰り道でばててしまったようです。すっかり足の弱ってしまった母は、駐車場の車の中で待機が多いドライブでしたが、二人とも久しぶりの遠出を喜んでくれたようで、良かった♪


帰省4日目、4人で那須へ

今年のオープンが5月1日という「那須フラワーガーデン」に行ったものの、まだ開花している花が少なく、案内所は窓がしまっていて「本日無料」の貼り紙が♪園内は確かに寂しい雰囲気でしたが、ちょっと冷たい風と若い苗の瑞々しさが心地よかったです。それにしても何度訪れても、那須岳はすっきりととした雄姿を見せてくれないなぁ〜〜。過去何度か訪れた時はたいてい小雨・・・今回は晴れていたものの、、、すさまじい黄砂でした。

フラワーガーデンからアルパカ牧場沿いの道を通り大丸温泉の展望台・・・つつじ大つり橋・・・・を経て画像の殺生石へ。さすがに飛ぶ鳥を落とすほどの硫化水素はもう出ていないらしいですが、今でも硫黄の臭いが鼻をつきます。。。

ふぅ〜〜おしまい。

Posted by kobechan at 23:12 | Comments (4)

2011年05月05日

栃木に帰る1

ただいま〜〜っ!5日間の帰省を終えて、栃木から戻りました。

今回の旅は、まず29日の早朝宇都宮で夜行バスを降りて、駅からは電車に乗り換え・・・いつもなら東北本線「氏家」で迎えの車を頼むところを、今回は烏山線で終点「烏山」へ。実は実家に戻る前にちょっと寄り道をしたい場所がありました。

そこは、烏山から車で一時間の益子!春の陶器市に行ってきました。

益子は、東北・関東大震災で人的被害こそ無かったものの、登り窯や製品に大きな被害を被り、余震が続く中で客足も不安ということで、今年の春の陶器市開催を迷ったそうです。でも、いざ開催してみると、大勢の人が訪れて道路は車の列、、、歩道からあふれるほどの人・・・・私達が訪ねた益子の作家「半澤淳子さん」と「須永みーしゃさん」が、開催できた感激と、来訪者への感謝の気持ちを熱く語っていました。

益子から実家に戻る途中の農村は・・・・水を引いた田んぼが田植えを待ち、タンポポや菜の花が咲くのどかな風景でした。でも、瓦屋根にビニールシートをかぶせた家や大谷石の塀が崩れてしまった家が目立ち、今回の震災の爪あとを見せつけられました。

わが故郷那珂川町は、今まであまり自然災害を経験することなく過ごして来ましたが、さすがに震度6に襲われた今回の地震では、いろんなところに被害が生じていて、農道は中央を境に段差が出来ていたり、帰省の際に楽しみにしている町営の温泉は地震の被害が大きく閉館、、、、駐車場は崩れた瓦や大谷石の残骸でいっぱいでした。

こんな風に過ぎた帰省一日目でした。

続く2日目は、余震の毎日に疲れてる父母の気晴らしに日光へドライブ〜〜ここで、ちょっとしたアクシデントがありましたが、そのことはまた後日。

なんて、次のブログがいつになるか分からないものぐさな私ゆえ、思わせぶりはよくないですね。実は日光の山の中で、交通事故に遭いました。。。にわか雨でスリップした対向のオートバイが転倒、「きゃ〜〜こっちに来ないで来ないで!」という私の絶叫が響く中、私達の車の前部をかすった後ガードレールに激突!幸いオートバイの若者に怪我は無く、車もわずかな傷がついたくらいでしたが、オートバイは全然動かなくなってしまいました。山の中で携帯はつながらない、雨はますますきつくなるということで、とりあえずオートバイの若者を車に乗せて、最寄の集落まで走りましたが、お互い動揺していたのか、車中の会話は「ソフトバンクはアホですね〜〜つながらんなんて」「あ、僕のドコモもアホですわ、、、」なんて間の抜けたもの(苦笑)

でも、本当に怪我が無くて良かった、、、、、別れ際に「今夜泊まるお金持ってる?若いんだからバイクはがんばってまた買いなさいね〜〜怪我が無かったのが儲けものよ」なんておばちゃんっぽい声をかけると、「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」と深々と頭を下げました。どこの誰かも分からないけれど、今回のことを教訓に慎重な運転でバイクを楽しんで欲しい。それにしてもわが家の車、廃車も考え中のボロでよかったね(笑)

Posted by kobechan at 00:04 | Comments (15)