2004年05月30日

湖の伝説


 もうずっと前に、梅原猛著「湖の伝説」という本を手にしました。何とも詩情溢れる題名と、表紙を飾る美しい絵に惹かれ購入したその本が、画家「三橋節子」を知った最初でした。
 新進気鋭の女流画家として将来を嘱望され、幸せな結婚もし、可愛い子供達にも恵まれた矢先に病魔に襲われ、画家の命ともいえる右腕を切断、、、絶望の中から再び左手に絵筆を握り奇跡的に再起・・・・・迫り来る死の恐怖と戦いながら、35歳の若さでこの世を去るまでの期間に描かれた「湖の伝説」シリーズが特に好きで、それでいて、実物を見る機会を逸していた私でしたが、今回近所の美術館でやっと会うことが出来ました。
 素晴らしい作品でした。看板の「花折れ峠」・・・野の花と一緒に流れていくまるでオフィーリアのような少女の絵には、涙が出てしまいました。

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2004年05月27日

キリ番到達


昨夜22222番のキリ番に無事到達しました。訪問してくださった方、本当にありがとうございました。
キリ番は、老猫会のお友達むっちっちさんが踏んでくださいました。むっちっちさんは、今年2月22日猫の日に愛猫を亡くされています。何か数字の因縁のようなものも感じられて、、、拙い猫額ではありますが、少しでも心の慰めになれますように。

次回のキリ番は33333番を予定しています。

Posted by kobechan at 01:28 | Comments (0)

2004年05月25日

キリ番のお知らせ


いつも訪問してくださる皆様、御蔭様であと数日でキリ番22222人が達成できそうです。
ありきたりの日常を綴っただけのホームページに、いろいろな話題を提供してくだる皆様には本当に感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
つきましては、お礼の気持ちを込めて、ささやかなカウプレを用意させていただきましたので、是非キリ番獲得に挑戦してくださいませ。
獲得されました方は、掲示板にその旨ご連絡ください。
カウプレは、私の染めた猫と古代布をあわせたかわいい額です(こんなものでごめんなさい)。柄はこちらで選ばせていただきま〜す。いらない人には、かわりに毒入り京菓子・・・・(^^♪

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2004年05月24日

山の辺の道


土曜日、奈良から桜井まで延びる「山の辺の道」のうち、天理〜三輪間を、夫とゆっくり歩いてきました。京都から天理までは近鉄で1時間、散策に5時間、三輪からはJRで天理に戻り再度近鉄で京都への手軽な日帰り旅行です。天理の町は黒い羽織を着た信徒さんで賑わっていましたが、山の辺の道に入るとすれ違う人もわずかで、のどかな田園風景のむこうの大和盆地と遠く大和三山がかすんで、なんとものんびりとした気分に浸れました。

「大和国原をみはるかすように、青垣の山麓につづく古の道・・・訪れる人を神話や古代ロマンの世界へいざなう。」天理駅でいただいたパンフレットより

次々と現れる由緒ある社寺、古墳群・・・万葉集の歌碑に、ひと時古代に旅したような気分に・・・・・う〜ん、私達は歴史にはトンと疎くて、それよりは実はこのあたりは果樹栽培の盛んな農業地帯(柿や八朔は有名)、この日は少し時期おくれのイチゴが1パック100円で売られていて、歩きながら食べたイチゴの美味しいことったら、古代ロマンより食い気でした。

道の両側に植えられた、低い柿の木・・・柵があるわけでもなく、顔をなでるくらいの葉・・・秋の収穫期に盗られたりしないのか少し心配です。まほろばの地で現実的な心配をする私でした。

追記 翌日曜日、団地の草引き・・・・・足腰の痛さに拍車がかかりました(T_T)

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2004年05月14日

庭先の富良野


昨日の激しい雨と今日の五月晴れの太陽が、木々の緑をより濃くしたようです。溜まった洗濯物を干しながら芝生に目をやると、ずぼらな我が棟(団地)らしく、雑草が生い茂っています。でも、その雑草が可憐な花をつけて風に揺れているのが、なんともいとおしい・・・・明後日は草取り、短い命です。
とうことで、ちょっと遊び心で写真を撮りました。んんん・・・・芝生の向こうに富良野が・・・・憧れるあまりに幻影を見たのかな〜(^^♪     小次郎さんちょっと拝借ね♪

Posted by kobechan at 14:34 | Comments (0)

2004年05月13日

本が届く・・・


前回のブログで触れた、岸上大作の本をアマゾンで手に入れました。アマゾンのHPで検索して申し込んで3日後にはもう手元に・・・・・1500円以上なら送料無料というのですから便利ですね。
私の実家は田舎で書店を経営していましたが、数年前に諸事情から廃業しました。それ故、本好きな父は、車で1時間くらいかかる隣の町まで本を買いに行っています。高齢で車の運転もだいぶ負担になってきているようですから、こんなオンラインショップは便利ですね。(手にとって確かめられない難点を差し引いても)

手に入れた本のあとがきを読んでいて、興味ある文章を目にしました。

「過去はひとつの異国である。その国の人々は、全然違った生き方をしている」 ハートレイ

わずか21歳で夭折してしまった歌人、岸上大作・・・時代背景も世代も違う彼の作品は、私にとってはまさしく異国かも。まだ読み始めてもいない届いたばかりの異国は、現代の私達にどんなメッセージを投げかけてくれるのでしょうね。・・・なんてちょっとかっこつけすぎました??

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2004年05月03日

古本まつり


GW中、やっとお休みが取れました。一日では遠出はかなわず、近所を散歩してきました。京大を抜けて平安神宮へ・・・・このコースはちょっと飽きたな〜と思いながら、ちょっと疲れてきてみやこメッセで一休み。
ちょうど「春の古本まつり」が開催されていたので覗いてきました。広い会場は古書でいっぱい!珍しい古書(数十万円もするものも)から、手頃な文芸本・文庫本まで・・・・こんなにたくさんあっても、出版された本の一部に過ぎないんだから驚きですね。
パソコンで置いてある本の検索もしてくれるので便利です。昨日の新聞の書評で取り上げられていた夭折の歌人「岸上大作」に興味が沸いていたところなので、もしやこの古本市で見つけられるかしらと検索をしてもらったのですが、残念ながら該当なしでした。
ネットを始めてから、極端に読書の時間が減りました。(以前もたいして読んでませんでしたが)本をめくる時のあの小さな感動・・・また少し味わいたいな〜なんて思った一日でした。
この古本市は、年に3回開催されて、夏は下鴨神社境内、秋は知恩寺境内に場所を移します。

Posted by kobechan at 23:50 | Comments (0)